コラム

Cloudflareって何?AWSとの違いと料金をわかりやすく解説

Cloudflareって何?AWSとの違いと料金をわかりやすく解説

西澤です。

Webサイトやシステムを動かす「インフラ」として、AWSと並んでよく名前が挙がるCloudflare。ITに詳しくない方にも分かるよう、仕組みから料金・向き不向きまで整理した内容を動画にまとめました。

YouTube動画。再生できない場合は下のリンクからご覧ください。
Cloudflareって何?AWSとの違いと料金をわかりやすく解説|ゲールウェストチャンネル

Cloudflareは「ネットの道路」を整備する会社

道路を整備しないと車がスムーズに走れないように、ネットもインフラを整備しないと高速で動かせません。AWSもCloudflareも、その「ネットのインフラ」を提供するサービスです。

違いは規模の作り方です。AWSは日本・アメリカ・ヨーロッパなど各地に大規模なデータセンターを自前で持つ形。一方のCloudflareは、各国のデータセンターに場所を「間借り」して世界中に分散している形です。この間借りは、貸す側にも「アクセスが速くなる」という恩恵があるWin-Winの関係で、タダで貸してもらっている場所もある。それが安さの理由のひとつです。

ひと目でわかるCloudflare

Cloudflareの構成図
Cloudflareの構成図

Cloudflareの中では役割が分かれています。

サービス役割
Workersサイトやアプリをサーバーレスで公開
D1顧客情報などのデータを保存するデータベース
R2画像・動画・ファイルを保存するストレージ
Registrarドメインの取得・管理・DNS設定
世界中に分散しているのでどこから見ても速く、大量のアクセスで1か所をパンクさせる「DDoS攻撃」にも強い構造です。実際にXやCanvaといった大手も利用しています(去年は障害で見れなくなった事例もありましたが、年々改善されています)。

料金はどれくらい変わる?

ここが一番のポイントです。動画内で紹介している概算で、実際の数字です。

一般的なレンタルサーバー例Cloudflare
サーバー費年13,000〜14,000円ほど月額5ドル(約750円)
ドメイン年1,500〜1,700円ほどRegistrarで管理
年間合計15,000円強約9,000円
さらに大きいのが転送料です。AWSはデータの転送量に応じて課金されるため、個人開発でも結構割高になります。Cloudflareは転送料がかからないので、差が出るところでは大きく差がつきます。

実際に弊社で調査を依頼された予約管理システムでは、AWSのサーバー費だけで月30万円ほどかかっていたものが、Cloudflareに置き換えると概算で月2.2万円まで下がる試算が出ました。仮にLINE公式アカウントの費用を足しても月5万円。これはあくまで概算ですが、「同じシステムを動かすだけのお金」がここまで変わる可能性があります。

企業のシステム費用・運用リソースを減らせる可能性

費用だけではありません。CloudflareはWebサイト公開・データベース・ストレージ・ドメイン管理を1つのダッシュボードで一元管理できます。

  • サーバー台数や契約先を減らせる → システム費用の軽減
  • 管理画面が1つにまとまる → 管理・保守にかかる社内リソースの削減
  • 無料枠が大きい → 小規模な仕組みは月額5ドル内に収まることが多い
  • 世界中のデータセンターで高速配信 → ユーザー側の体感速度も改善

「今使っているサーバー・システムの費用が妥当かどうか」を一度見直すだけでも、削減余地が見つかるケースは少なくありません。

セキュリティと向き不向き

正直に言うと、「Cloudflareだから安全」「AWSだから安全」という話ではありません。悪意ある通信を排除するWAFのような設定はどちらでも必要で、大きな情報漏洩の原因は実は人間のミス(端末の放置や設定ミス)が多いのです。どちらを選んでも、ちゃんとやればそれなりのセキュリティは担保できます。

向き不向きがあるとすればデータの置き場所です。AWSはリージョン指定で「東京に置く」と決められます。行政・政府系のサービスや海外サーバーに置きたくない機密情報は、AWS、あるいはさくらインターネットのような国産データセンターが向いています。

おわりに

よほど大規模なシステムや、データの置き場所に制約があるケースを除けば、小規模・中規模のサイトやアプリ、システムはCloudflareで問題ないと思っています。安くなるだけでなく、管理も意外と簡単です。

「自社のシステム、Cloudflareに置き換えたらいくらになる?」と気になった方は、お気軽にご相談ください。現状の構成を見て、移行した場合の費用感をざっくりお出しできます。

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※動画は2026年10月に公開したものです。料金は動画内で紹介している概算値で、為替や各社の料金改定で変わります。移行可否・実際の費用は構成を確認しての試算になります。

タグ

#Cloudflare#インフラ#コスト削減#AWS#サーバー

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