AI月報

【AI月報 2026年9月号】決算月の仕訳帳、マネーフォワードMCPで爆速自動入力してみた(PDF無料ダウンロード)

【AI月報 2026年9月号】決算月の仕訳帳、マネーフォワードMCPで爆速自動入力してみた(PDF無料ダウンロード)

毎月、交流会やクライアント様にお配りしている紙の資料「AI月報」の2026年9月号ができました。

「5分で読めて、1つ話せるネタになる」をコンセプトに、今月のAIの動きと、私たちが実際に試してみたことをA4・2枚にまとめたものです。サイトでも無料公開していますので、この記事の下のほうから、登録不要でPDFをダウンロードいただけます。

今月は経理特集です。

またまた今年度も決算月がやってきました。お恥ずかしながら、いつも仕訳帳の整理など締め切りギリギリまであたふたしていた弊社ですが、今回はマネーフォワードのMCPを使って仕訳帳を爆速で自動入力できました。その方法と、実際に使ってみた感想をお伝えします。

AI月報 2026年9月号

PDF・A4 2ページ・約1.7MB/登録不要でダウンロードできます

ダウンロード

マネーフォワードMCPって?

マネーフォワード クラウド会計が、AIとの接続機能を全プランで提供開始しています。支えているのはMCPという仕組みで、「AIと他のソフトをつなぐ共通コンセント」だと思ってください。しかも追加料金なしです。

ひとことで言えば、AIが会計ソフトを自分で開いて、仕訳を読んで、書けるようになったということです。

以前はAIに数字の相談をしようとすると、こんな手間がありました。

  1. 会計ソフトを開く
  2. CSVでダウンロードする
  3. AIにアップロードする
  4. 回答を読む
  5. また会計ソフトに戻って手入力する

いまは、「7月の未仕訳の明細を出して」と日本語で言えばAIが取りに行き、「この明細はこの科目で登録して」と言えば登録まで済ませてくれます。

実際の流れは4ステップ

  1. レシートをスキャンする
  2. ファイル保存する(ここもAIで自動整理できます)
  3. ClaudeとMCPで繋いで自動でインポートする
  4. 仕訳帳完成

紙の束をスキャナに通したあと、ファイル名をきれいに整えるところまでAIに任せられるので、人間が触るのは「スキャンする」と「できあがりを確認する」の2箇所だけになります。

実践レポート:記帳の効率化だけでなく、経営戦略も精度が上がった

本当に驚いたのは、記帳が速くなったことではありませんでした。

帳簿を生成AIツール(私の場合はClaudeなど)から簡単に呼び出せるようになったことで、AIがリアルタイムの数字を知る経営の相談相手になったことです。

自社の実際の数字を全部知っているAIが、いつでも隣にいる状態を想像してみてください。

  • 「月別の推移表を取って、固定費と変動費に分類して。今月いくら売れば赤字にならない?」
  • 「過去3期の月別売上を見て、季節性を指摘して。資金が薄くなる月はいつ?」
  • 「年◯%成長を前提に、今後の利益と税負担がどう動くかシミュレーションして」

こんな相談に対して、AIが瞬時に精度の高い答えを出してくれるようになります。

去年までは、税理士さんとの面談前に自分で表を作って「たぶんこのあたりが厳しい」と当たりをつけていました。いまは相談の入口に立つまでの時間がほぼゼロになったので、その分を「で、どうするか」に使えています。

注意点:AI経由では仕訳を「削除」できない

ひとつ意外な仕様として、AI経由では仕訳を削除できません。できるのは登録と更新までで、消すには人間が画面で操作する必要があります。

不便に思えますが、これはAIが暴走して帳簿を消し飛ばす事故が起きない、良い安全装置です。

だからこそ、「まず数件登録して試算表で確認、それから残りを流す」が正解になります。いきなり数百件を一気に投げないでください。科目の当て方がこちらの意図とズレていた場合、後始末が全部手作業になります。

税理士はもう要らない、という話ではありません

これだけの自動化ができるようになったことで「税理士はもはや要らないのでは?」という声もありそうですが、AIは税務判断をしません。

経費として認められるか、この処理が適正かどうか。AIが出すのは「数字の整理」「構造の説明」「選択肢とその前提条件」の3つだけです。決めるのは経営者、可否を確認するのは資格者である税理士だと思っています。

弊社もこの仕組みを入れたあとで、税理士さんとのやり取りが減ったかというと逆でした。準備が整った状態で相談に行けるので、話す中身が「入力の確認」から「これからどうするか」に変わったという感覚です。

マネーフォワードMCPで経理はどこまで自動化できる?仕訳・決算・経営改善の実践フロー
関連記事

マネーフォワードMCPで経理はどこまで自動化できる?仕訳・決算・経営改善の実践フロー

2026.08.15

1分でわかる今月のAI用語:ハルシネーション

ハルシネーションとは、AIが、もっともらしいけれど事実と違うことを、自信たっぷりに答えてしまう現象のことです。「幻覚」という意味の英語からきています。

AIは「分かりません」と言うのが苦手で、とりあえず答えを埋めにいきます。だからこそ、数字を扱うときほど「AIがやったから大丈夫」は禁物です。

今回の経理の話で言えば、試算表で確認する工程がその歯止めにあたります。速くなった分の時間を、確認に少し回してください。

PDFのダウンロードはこちら

紙面版は、図解つきでもう少し読みやすくまとまっています。印刷して社内で回覧いただいても構いません。

AI月報 2026年9月号

PDF・A4 2ページ・約1.7MB/登録不要でダウンロードできます

ダウンロード

編集後記

今年の甲子園は智弁和歌山の優勝でしたね。厳しいゲームが続く中での勝負強さが光りました。

最近SNSで話題になっているのが、「智弁和歌山は毎日腹筋2000回やっている」というもの。甲子園が始まる前は「そんな腹筋やっても意味ないやろ」と嘲笑されていましたが、終わってみれば3662校の頂点に見事に立ちました。

何にでも効率化が叫ばれるご時世ですが、最後の最後で結果をもぎ取るのは圧倒的な量だというのは、いつの時代も変わらないのかもしれません。

---

AI月報は毎月発行しています。「こんなテーマを取り上げてほしい」「この使い方が知りたい」といったご要望があれば、お気軽にお知らせください。次号以降の紙面づくりの参考にさせていただきます。

もちろん、月報を読んで「ウチだとどう使えるんだろう」と思われた場合も、そのままご相談いただいて大丈夫です。話しながら整理するところからお手伝いします。

タグ

#AI月報#経理#マネーフォワード#MCP#決算#AI活用

Galewest|Web制作・マーケティング

AI・ITツール導入から、Webサイト改善までトータルで

AIツールの選定・導入から、業務効率化、ホームページ改善まで、経営者とITの間に立つ通訳としてサポートします。中小企業様の事例多数。