「自分の商品をネットで売りたい」「副業でECサイトを始めてみたい」——そう思って調べ始めたものの、サービスが多すぎてどれを選べばいいかわからない。費用も結局いくらかかるのか見えてこない。そんな個人事業主や中小企業の経営者の方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、ネットショップの開業自体は0円から可能です。ただし「無料だから」で選ぶと、売上が伸びた段階で手数料が利益を圧迫するケースがよくあります。この記事では、人気3大サービス「BASE」「STORES」「Shopify」の実際の費用を月商別に徹底比較します。あなたのビジネス規模に合った最適なサービスがわかります。
日本のEC市場は拡大中——今が参入チャンス
「ネットショップを今さら始めても遅いのでは?」という声をよく聞きますが、データを見れば答えは明らかです。
経済産業省の「令和6年度 電子商取引に関する市場調査」によると、2024年の日本のBtoC EC市場規模は26.1兆円(前年比+5.1%)に達しました。
日本のBtoC EC市場規模の推移(兆円)
EC化率も9.78%まで上昇していますが、裏を返せばまだ90%以上の消費がオンライン化されていないということです。中小企業や個人事業主が扱うニッチな商品ほど、大手ECモールでは拾えない需要を獲得できるチャンスがあります。
ただし注意点もあります。ネットショップの1年以内の廃業率は約30%、2年以内で約50%と言われています。成功と失敗を分ける要因のひとつが「サービス選びとコスト管理」です。
BASE・STORES・Shopify 料金プランを徹底比較
BASEの料金——国内最大250万ショップの実績
BASEは累計250万ショップ以上が開設された国内最大級のネットショップ作成サービスです(2025年11月時点、BASE公式発表)。
| 項目 | スタンダードプラン | グロースプラン |
|---|---|---|
| 月額費用 | 0円 | 16,580円(年払い) |
| 決済手数料 | 3.6%+40円/件 | 2.9% |
| サービス利用料 | 3% | 0% |
STORESの料金——シンプル操作とSNS連携が魅力
STORESはデザインテンプレートの豊富さと直感的な管理画面が特徴です。2025年末にはTikTok Shopとの在庫連携も開始され、SNS販売との相性が一段と高まっています。
| 項目 | フリープラン | スタンダードプラン |
|---|---|---|
| 月額費用 | 0円 | 3,300円(税込・年払い) |
| 決済手数料 | 5.5% | 3.6% |
Shopifyの料金——越境ECとカスタマイズの王道
Shopifyは世界175カ国以上で利用されるグローバルECプラットフォームです。2024年5月から日本円での料金表示に対応し、以前より導入しやすくなりました。
| 項目 | Basic | Shopify | Advanced |
|---|---|---|---|
| 月額費用(年払い) | 3,650円 | 10,100円 | 44,000円 |
| 決済手数料 | 3.55% | 3.4% | 3.25% |
| スタッフアカウント | 2名 | 5名 | 15名 |
月商別コストシミュレーション——あなたに合うのはどれ?
「結局、どのサービスが一番安いの?」——それは月商によって変わります。各サービスの最適プランで実質コストを比較してみましょう(BASEの+40円/件は平均注文単価3,000円で計算)。
月商10万円の場合(開業初期)
売上がまだ安定しない開業初期は、STORESフリープランが最もコストを抑えられます。BASEも月額無料ですが、サービス利用料3%と1件ごとの40円が積み重なるため、手数料の総額ではSTORESより割高になります。
月商50万円の場合(成長段階)
月商50万円になると状況が一変します。STORESスタンダードとShopify Basicがほぼ同額で最もコスト効率が良くなります。この段階まで来たら、Shopifyの豊富なアプリや分析機能が活きてくるため、さらなる事業拡大を見据えるならShopifyへの移行も有力な選択肢です。
月商別おすすめサービス早見表
| 月商 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 〜10万円 | STORES フリー | 手数料5.5%のみで月額0円 |
| 10万〜30万円 | STORES スタンダード | 月額3,300円で手数料3.6%に |
| 30万円以上 | Shopify Basic | コスト同等で拡張性が高い |
| 海外販売あり | Shopify | 多言語・多通貨対応が標準装備 |
ビジネスタイプ別・サービスの選び方
費用だけでなく、ビジネスの方向性によっても最適なサービスは異なります。
BASEが向いている人 → ハンドメイド作品やオリジナルグッズを少量から販売したい方。BASEの「ショッピングアプリ」経由で新規顧客を集客できるのも大きな強みです。 STORESが向いている人 → 実店舗も持っていて、STORES決済(POSレジ)と連携させたい方。InstagramやTikTokでの販売を強化したい方にも向いています。 Shopifyが向いている人 → すでに月商30万円以上の見込みがある、または海外顧客にも販売したい方。アプリによるカスタマイズで、完全に独自のECサイトを構築できます。ネットショップ開業で失敗しないための3つのポイント
サービスを選んだだけでは売上は立ちません。廃業率50%を超える世界で生き残るために、私たちがクライアント支援の現場で実感している3つのポイントをお伝えします。
1. 「誰に売るか」を商品より先に決める
よくある失敗パターンは「良い商品だから並べれば売れるだろう」という考え方です。ターゲットを具体的に絞り込むことが最優先。「30代の子育て中のママで、オーガニック食品に関心がある」くらいまで具体化すると、商品説明やSNS発信の軸が定まり、"刺さる"ショップが作れます。
2. 集客チャネルを最低2つ持つ
ネットショップは駅前の実店舗とは違い、開けば人が来る場所ではありません。Instagramで商品の世界観を発信しつつ、ブログSEOで検索流入を確保するなど、最低2つの集客経路を用意しましょう。1つだけに頼ると、アルゴリズム変更で一気に集客が落ちるリスクがあります。
3. リピーター施策を初日から仕込む
新規顧客の獲得コストはリピーターの約5倍と言われています。ショップ開設と同時に、LINE公式アカウントの登録導線や購入後のサンクスメールを設定しておきましょう。2回目の購入ハードルを下げる仕組みこそが、長期的な売上安定に直結します。
まとめ
- ネットショップの開業は0円から可能だが、売上が増えると手数料の差が大きく効いてくる
- 月商10万円未満 → STORESフリープランで始めるのが最安
- 月商30万円以上 → Shopify Basicが拡張性とコストのバランスで最適
- 海外販売を視野に入れるならShopify一択
- サービス選びと同時に「ターゲット設定」「集客経路の確保」「リピーター施策」を準備することが成功の鍵
まずは無料プランでショップを開設してみて、操作性やデザインの雰囲気を実際に体験することをおすすめします。触ってみないとわからないことは意外と多いものです。
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