「うちの競合って、毎月どれくらいのアクセスを集めているんだろう?」
ホームページを運営していると、一度はこんな疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。実は、競合サイトのアクセス数や流入経路は、無料のツールを使えば誰でも調べることができます。
しかし2026年のPLAN-Bの調査によると、中小企業の38.5%が「マーケティング戦略の設計が十分にできていない」と回答しています。その原因のひとつが、競合の動きを把握せずに「なんとなく」で施策を進めてしまっていることです。
この記事では、IT専門家でなくても今日から実践できる競合サイト分析の具体的な5ステップを、すべて無料ツールで解説します。ライバルの戦略を知ることで、あなたのホームページの集客力は確実に変わります。
競合サイト分析とは?中小企業こそやるべき3つの理由
理由1:限られた予算を正しい方向に使える
中小企業のマーケティング担当者の42.0%が「人員・リソースが不足している」と感じています(PLAN-B「中小企業のマーケティング体制と外注活用の実態調査2026」)。リソースが少ないからこそ、競合の成功パターンを参考にして「当たる確率が高い施策」に集中すべきです。
理由2:自社の強み・弱みが客観的に見える
自社のホームページだけを見ていると、何が足りないのか気づきにくいものです。競合サイトと並べて比較することで、「うちのサービスページには実績が載っていない」「問い合わせフォームまでのステップが多すぎる」といった改善点が浮き彫りになります。
理由3:SEOで狙うべきキーワードが見つかる
競合がどんなキーワードでアクセスを集めているかを知れば、自社が対策すべきキーワードの優先順位がつけられます。闇雲にブログを書くより、ライバルが成果を出しているキーワードを参考にしたほうが、圧倒的に効率的です。
まず押さえたい「3タイプの競合」
分析を始める前に、競合には3つのタイプがあることを理解しましょう。
| タイプ | 説明 | 例(大阪のWeb制作会社の場合) |
|---|---|---|
| 直接競合 | 同じサービスを同じ地域で提供している会社 | 大阪にある同規模のWeb制作会社 |
| 間接競合 | 異なる手段で同じ課題を解決している会社 | フリーランスのデザイナー、Wix等のノーコードツール |
| SEO競合 | 自社が狙うキーワードで上位に出てくるサイト | Web制作の比較メディア、業界ポータルサイト |
無料ツールだけでOK!競合サイト分析5ステップ
ステップ1:分析する競合サイトを5社リストアップする
Googleのシークレットモード(Ctrl+Shift+N)で、自社の主要サービスに関するキーワードを検索してください。
- 具体的なやり方:
- 「自社のメインサービス+地域名」で検索(例:「ホームページ制作 大阪」)
- 検索結果の1ページ目(1〜10位)に出てくるサイトを5つメモする
- 「スポンサー」と表示される広告枠は除外する
ステップ2:SimilarWebでアクセス数と流入経路を把握する
SimilarWeb(シミラーウェブ)は、URLを入力するだけで競合サイトの推定アクセス数や流入経路が分かる無料ツールです。- チェックすべき3つの指標:
- 月間訪問数:競合サイトの集客規模の目安
- 流入チャネル比率:検索・SNS・直接流入・広告それぞれの割合
- 平均滞在時間とページ数:コンテンツの質を測る参考指標
たとえば、ある競合サイトの流入チャネルが以下のような比率だったとします。
この場合「検索流入が45%でSNSが15%」と分かります。もし自社のSNS流入がほぼゼロなら、「競合はSNS運用で成果を出している。Instagram運用を始める価値がありそうだ」という判断ができるわけです。
ステップ3:Ubersuggestで競合の検索キーワードを調べる
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、デジタルマーケティングの専門家ニール・パテル氏が提供する無料ツールです。競合サイトがどんな検索キーワードでアクセスを獲得しているかを調べられます。- 使い方:
- Ubersuggestにアクセスし、競合サイトのURLを入力
- 「キーワード」タブで、競合が上位表示されているキーワード一覧を確認
- 月間検索ボリューム100〜1,000のキーワードに注目する
この「100〜1,000」がポイントです。検索ボリュームが大きすぎるキーワード(例:「ホームページ制作」)は大手が独占しており、中小企業が勝つのは困難です。一方で100〜1,000のキーワード(例:「飲食店 ホームページ制作 大阪」)は競争が緩く、上位表示を狙いやすいゾーンです。
無料版は1日3回までの検索制限がありますが、5社分のデータを数日に分けて集めれば十分です。
ステップ4:競合サイトを目視で徹底チェックする
ツールで数値を把握したら、次は実際に競合サイトを開いて目視でチェックしましょう。数字だけでは見えない「サイトの質」が分かります。
- チェックリスト(1社15〜20分が目安):
- トップページ:キャッチコピーの訴求力、CTAボタンの配置と文言
- サービスページ:料金表の有無、サービス説明の分かりやすさ
- 実績・事例ページ:掲載数、ビフォーアフターの見せ方、具体的な数値の有無
- ブログ:更新頻度、1記事あたりの情報量、扱っているテーマの傾向
- お客様の声:掲載数、顔写真や社名の有無、内容の具体性
- 問い合わせ導線:フォームまでのクリック数、電話番号の見やすさ
- スマホ表示:表示崩れの有無、ボタンの押しやすさ、フォームの入力しやすさ
気づいたことはGoogleスプレッドシートなどにメモしていきましょう。後のステップで必ず活きてきます。
ステップ5:差分を整理して「やることリスト」に落とし込む
集めた情報を、以下の「3つの箱」に分類します。これだけで、次に何をすべきかの優先順位が自然に決まります。
- 箱1:競合がやっていて、自社がやっていないこと(最優先)
- 例:競合は施工事例を10件掲載 → 自社は0件 → まず3件は掲載する
- 例:競合はブログを週2回更新 → 自社はブログなし → まず月2回から始める
- 箱2:競合も自社もやっているが、競合のほうが優れていること(改善)
- 例:競合の事例ページには具体的な数値がある → 自社は写真だけ → 成果の数値を追記する
- 箱3:自社がやっていて、競合がやっていないこと(強化して差別化)
- 例:自社だけLINE公式アカウントで無料相談を受付 → サイト全体でもっとアピールする
箱1から順に着手すれば、効率よくライバルとの差を埋め、追い越すことができます。
競合分析に使える無料ツール一覧
| ツール名 | 主な用途 | 無料版の制限 |
|---|---|---|
| SimilarWeb | アクセス数・流入経路の把握 | 過去3ヶ月分まで |
| Ubersuggest | 検索キーワード分析 | 1日3回まで |
| SEOチェキ! | 検索順位・基本SEO情報の確認 | ほぼ制限なし |
| ラッコキーワード | 関連キーワードの洗い出し | 1日の回数制限あり |
| PageSpeed Insights | 表示速度の測定・比較 | 完全無料・制限なし |
競合分析でやりがちな3つの失敗
失敗1:大手企業ばかりをベンチマークしてしまう
従業員5人の会社が上場企業のサイトを基準にしても、予算もリソースも違いすぎて参考になりません。自社と規模感が近い会社(従業員数が0.5〜3倍程度)を選びましょう。
失敗2:データを集めて満足してしまう
PLAN-Bの調査では「データ分析・効果測定に限界を感じている」中小企業が37.0%にのぼります。分析は手段であってゴールではありません。必ずステップ5の「3つの箱」まで実行して、具体的なアクションに変えてください。
失敗3:一度やって終わりにしてしまう
競合も日々改善を続けています。最低でも3ヶ月に1回は同じ手順で分析をやり直しましょう。特にSEOのキーワード順位は変動が激しいため、定点観測が欠かせません。
まとめ:ライバルを知れば、次の一手が見える
この記事のポイントを振り返ります。
- 分析対象は5社:直接競合3社+SEO競合2社を選ぶ
- SimilarWebで全体像を把握:月間訪問数と流入チャネルの比率をチェック
- Ubersuggestでキーワードを解読:月間検索ボリューム100〜1,000が中小企業の狙い目
- 目視チェックでサイトの質を比較:数字だけでは見えない改善ポイントを発見
- 「3つの箱」で行動計画に落とし込む:未着手→改善→強化の優先順位で実行
- 3ヶ月に1回は再分析:競合の変化を定期的にキャッチする
「競合分析」と聞くと大企業がやる高度な作業に思えるかもしれません。しかし実際は、無料ツールとシークレットモードのGoogle検索さえあれば、今日から始められます。
ゲールウェストでは、競合分析の代行からSEO対策、ホームページの改善提案まで、中小企業のWeb集客をトータルでサポートしています。「ライバルと差をつけたいけど、何から手をつければいいか分からない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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Galewest|大阪・阪神のWeb制作・マーケティング
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